サポート体制

障がい者本人の働きたいという強い意志を支えるために、上司(役職者)や社内カウンセラー、外部機関が連携して職場環境を調整し、問題解決や職場定着に向けたサポートを行っています。

障がい者への工夫

各職場にはジョブコーチの知識がある上司を配置し、社内には複数のカウンセラーが常駐。各担当者が緊密に連携を取り、安心して働ける環境づくりを目指しています。

従業員サポート体制図

※SST・・・ソーシャルスキルトレーニング
「できること」を増やし、より生活しやすくなることを目的とした、社会に必要なスキルのトレーニング(訓練)のこと。

専門的な知見からのサポート

「各職場に複数のジョブコーチを配置」
企業在籍型職場適応援助者養成研修(ジョブコーチ養成研修)を修了し障がい特性や就業支援に関する知識や技能を身につけたジョブコーチが、個々人の障がい特性に合わせた指導や、働きやすい職場環境を作る工夫をしています。
(2022年4月時点で 31名のジョブコーチが活躍しています。)
「カウンセラーが常駐」
臨床心理士や精神保健福祉士、公認心理士などの資格を持つ社内カウンセラーが常駐しています。もし不調を感じたら、上司の承認を得て随時必要なカウンセリングを受けられます。

社員の声

Sさん
調子の悪い時や悩んでいる時、上司やカウンセラーに話を聞いてもらうことで気持ちの整理につながったり、別の考え方を一緒に探すことで、思考を切り替える手助けになったりしているので非常に助かっている。
Hさん
入社当初、上司がこまめに面談をしてくれたため仕事の不安を無くすことができ、悩み事も相談しやすかった。また、話しやすさを意識した環境づくりにも取り組んでいただいているので、社内の多くの人とコミュニケーションを容易に取ることができる。エルハートで人慣れしたことで、社外のボランティア活動でも様々な年代の人と楽しく交流できるようになった。

支援内容

入社後の支援としては、以下を設定しています。

定着支援
まずは職場になじみ定着していただくことを目指します。
上司(ジョブコーチ)が周囲環境の調整や人間関係の補強を行うことで、仕事や人間関係からくる不安を取り除きます。
育成支援
職場定着が見込めたら、その後は上司による細やかな業務指導などで育成支援を継続的に行います。
不調時の支援
不調が生じた場合、関係者が不調の理由を持ち寄って事実を押さえながら分析し、その上で必要な支援を決定、役割分担して計画的に進めます。
エルハートの支援の特徴は、不調が生じたとき上司であるジョブコーチをはじめカウンセラーや産業医、精神科医の支援者が集結し、サポートすることです。そのうえで、「誰が・いつ・どんな支援を行うか」という役割を分担し、組織的に支援を行っていきます。 このように、支援が必要な時、多くの支援者が段階を追って組織的に動けるルール作りをしていることがエルハートの強みです。